MUGEN的に見てみた 仮面ライダーフォーゼ 第23話 白・鳥・同・盟

 今回のひったくりといい、前回の空手家さん達といい、フォーゼの街では異形の相手でも喧嘩売られたら取りあえず突っかかっていくみたいですね。
 ちょっと違和感。
 特撮作品の中では、強面のお兄さんでも、怪人に出会えば、「わあ、化け物だ!」で逃げ出すのが常というイメージがあるんですが、もはやそんな通り一辺倒ではない時代か?

 今回前回の話を見るに、事件の確信を探る役割が流星に移行しつつあるんでしょうか。
 これまでは弦太朗が見た目に反した鋭い勘と洞察力で事件の核心に切り込み、解決していく展開でしたが、前回、今回ともに、見た目のままの脳天気キャラを振られて核心の外にいる感じします
 弦太朗一人に振られていた犯人あての要素を流星が引き継ぎ、行動して解決するのが弦太朗の役割になっていくのかもしれませんね。
 正統派イケメンの流星にキレモノキャラは似合うし、弦太朗は人のいいバカというポジションがむしろ見たままだから、そう言う住み分けも成立しそうです。

 キャンサー・ゾディアーツのデビュー回でもありましたが、かなり強いようですね。
 ペガサスの時の軽快な打撃スタイル改め、鉄壁の装甲のもとに、重く鋭い一撃を振り回すパワーファイターに転向したようですね。 
 フォーゼの攻撃のほとんどが効かないというのだから相当なもんです。
 どうも龍騎以降、蟹モチーフはネタ的な扱いを受ける傾向がありましたが、それを覆す存在になるやもと思わせます。
 巧いなぞかけをしといて退散するあたりもキャラ立ってます。
 今後の活躍も期待できそうですね。

必殺技:ドリル

 単独使用はこれが最初でしたっけ?クライマックスヒーローズでは、空中で出す斜め降下型のライダーキックとしてつかわれてました。相手が相手だけにダメージを与えられてませんでしたが、当たると敵の体に突き立てて抉るというアクションから、打撃ヒットで発動する投げ技という印象を持ちました。

必殺技:ジャイアントフット

これは解釈しやすい。オブジェクト発生型の飛び道具ですね。劇中を見るにかなり連射がきく表現されてますが、この手の技は割りに硬直は長めに取らないと凶悪ですからねえ。

 次回予告だけでどんな展開が起こるかは大体わかりますが、なにやらいい雰囲気になりそうな流星、友子の関係がどうななっていくのか、気になります。